スタッフブログ

2015.04.03更新

理事長コラム　016　義歯を入れていないと免疫力が低下する

血液中のＴリンパ球のＣＤ４の数とＣＤ８の数の比率は免疫機能の予後の指標として使われているが、義歯をはずしてもらう直前に採血して得られたＣＤ４とＣＤ８の比率（Ａ）は義歯を１０日間はずしたままでいてもらった後に採血したもの（Ｂ）と比べて値が高かった。又、再び義歯を入れて１０日後に採血して得られたもの（Ｃ）と、（Ｂ）とを比べても、（Ｂ）は非常に値が低く、（Ｂ）は（Ａ）と（Ｃ）に比較しても値が低かった。つまり義歯を入れていなかった時期はかなり免疫力が低下していることが分かった。

投稿者: 柏木歯科医院

2015.03.28更新

理事長コラム　015　リン酸化オリゴ糖カルシウムによる

　財団法人「高輝度光化学研究センター」では、大型放射光施設ｓｐｒｉｎｇ－８のＸ線マイクロビースを利用して、初期むし歯の脱灰・再石灰化を観察評価したところ、リン酸オリゴ糖カルシウムを用いて処理を行った再石灰化部位は、単にリン酸カルシウムのミネラル量が回復しているというだけでなく、健康な歯と同じ秩序の結晶と並びを持ったハイドロキシアパタイト結晶として復元していることがわかった。これは、初期むし歯を再石灰化した部位で再結晶化といえる現象が起こっており、さらに健全な歯と同じレベルまで復元できることを証明したことになり、初期むし歯を健康な歯にすることができることになります。（リン酸オリゴ糖カルシウム入りのガムは江崎グリコのポスカム等があります）

投稿者: 柏木歯科医院

2015.03.25更新

健康的な食事を摂るために、噛む力を守りましょう

血液検査で低栄養とされるご高齢の方の食生活を調査すると、肉の摂取量が少ない傾向にあります。
肉に含まれる必須アミノ酸は栄養バランスを整える上で重要ですが、肉は食べる時硬くて噛みにくく、やわらかく調理するためには手間がかかるので、敬遠されてしまうようです。

様々な食材を含んだ健康的な食事を摂るために、お口の状態を良くし、しっかり咀嚼できる力を生涯保っていきたいものです。

噛む力を衰えさせないためには、自分の歯を出来るだけ多く残すのが理想的です。
義歯が必要になった方も、作りっぱなしにせず今のお口に合っているか気を配りましょう。

健康寿命は、お口の中に問題がなければ10年程度長くなると考えられています。
当院は予防歯科に力を入れ、続けたくなる良質な予防ケアを小田原市の皆様に提供いたします。

投稿者: 柏木歯科医院

2015.03.23更新