噛みごたえのある硬性ガムで咀嚼機能がどのように変化するかテストしました。テストされたのは平均年齢10.5歳の児童13人です。児童には「左右両側でバランスよく噛む、口をしっかり閉じて噛む、顎を横に動かして噛む:グライディング咀嚼」を指導し、
1ヶ月間1日2回、朝夕食後10分間の咀嚼トレーニングをしました。その結果、咀嚼機能の向上と咀嚼改善による歯列幅の増加が見られました。このようにグライディング咀嚼を続けると顎骨の成長が促されるので、成長期の子どもで永久歯に生え代わる時に、乳歯よりも本数が増える永久歯を受け入れるスペースができて、歯並びの排列の乱れを予防することが考えられます。きれいな歯並びのためにも歯ごたえのある食べ物を奥の臼歯を横に動かして咀嚼し顎骨の発達を促しましょう。(訓練にはライオンのディアップオーラルガム)